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こぶし園の歴史 3

2019年06月19日

平成14年頃から取り組んだグループケアによって、個々の関わりの重要性を再認識し、ユニットケアに取り組むことになりました。

 

そして平成17年、ユニット型施設を増築しました。

 

住環境は、「なでしこの庭」の従来型施設は、2人部屋や4人部屋が廊下に面しています。

しかし、「ひいらぎの杜」のユニット型施設は、居住スペースが一つの空間となっており、全室個室になっています。

ユニット型は、より家庭らしい雰囲気の中で生活できるよう工夫された空間です。

 

なでしこの庭では、20名を1つの生活単位としていますが、ひいらぎの杜では、10名を1つの生活単位としています。

これは、可能な限り集団生活的な要素を取り除き、個別性を重視した結果です。

 

 

また、職員配置は日替わりで担当部署が変わるのではなく、担当部署固定で配置しています。

介護老人福祉施設では、入居者3名に対して職員1名の最低配置人員が決められていますが、

「なでしこの庭」「ひいらぎの杜」ともに、個別性を重視した生活支援を行うためにそれ以上の職員配置を行っています。

 

「なでしこの庭」をグループ化して得た経験を、「ひいらぎの杜」で活かし、

さらにユニットケアで培った経験や知識を、こぶし園では共有しています。

 

そして、介護に関する考え方の変化や利用者のニーズ等に応えていけるよう取り組んでいます。